早くも予告編がオンエアー！再アニメ化で話題の「地球へ…」とは！？

３月３日放送の「天保異聞 妖奇士」を見ていたら、放送終了直後に「地球へ…」の予告編が流れ始め、思わず「ああ～～ッ！！」と大声を出してしまいました（苦笑）。
この「地球へ…」という作品は、自分にとって子供の頃最大の衝撃を受けた少女マンガであり、この作品がなければ「少女マンガに対する抵抗がない」 自分はなかったかも知れません。
それだけこの作品は強烈な体験でした。

今回、この作品が再びアニメになるという話を聞いた時は、「まさか！」と耳を疑いましたよ！
以前、冥王星特集をした際、「今の時代、新作が作られたりしたら、かなりのものが出来ると思うんだけど…。」と書きましたが、本当に実現するとはこれっぽっちも思っていませんでした。

上の画像とコレは、以前作られた劇場版のチラシです。
（それぞれクリックで拡大します）
どうやらＴＶアニメ化にあわせて、ＤＶＤが発売する様ですので、（ＬＤも持ってはいますが）是非ゲットしたいですね。
まあ、内容的には色々意見もあるのですが（苦笑）。

竹宮恵子の代表作のひとつにして、名作と謳われ現在も多くのファンを抱えるこの「地球へ…」という作品、恐らく若いファンにはなじみがないかも知れません。
そこで、簡単ではありますが、少々語りたいと思います。


西暦３×××年。
ワープ航法を確立した人類は、何千万光年をも飛び越えて行った。
しかし、その一方で地球は衰退。
人類は他星移民を推奨し、出産が規制され、ついには特殊政府体制（スペリオルドミナント）がスタートする。
それは完全な生命管理の社会体制であった。
（最近の例だと、ガンダムＳＥＥＤのデステニープランの様な体制）

ＳＤ時代では、まれに特殊な能力（いわゆる超能力）を持つ子供が生まれていた。
１４歳になる子供たちは「目覚めの日」を迎える。
体制社会は人類にあだなす能力者・ミュウを選別・処分していたのだ。

惑星アタラクシアの少年・ジョミー・マーキス・シンは、ミュウとして殺されそうになった際、ミュウの長・ソルジャー・ブルーに助けられる。
ブルー亡き後は、ソルジャー・シンとしてミュウを率いて行く…。

年を取らないミュウたち。
ブルーと盲目のフィシスは序盤のドラマの中心に位置している。
フィシスには終盤に血縁のドラマが…。

ブルーはすでに弱くなっており、早々と舞台を降りてしまう。
シンがリーダーになるのは早すぎる感もあるが、超能力の強さがリーダーに求められるのならば、それも致し方ないだろう。

「目覚めの日」をクリアした者達は教育ステーションで新たな人生をスタートさせる事になるが、そこに超エリートであるキース・アニアンがいた。
そんなキースに対抗心を燃やすのはセキ・レイ・シロエ。
だが、キースの正体を調べていたシロエはその短い命を散らせる事になる…。

メンバーズエリートとなったキースは、惑星ナスカでミュウの長・シンに出会う。
このふたりの邂逅がドラマの殻として、最後まで盛り上げるのである！！

キースとシロエ。
シロエは何かとキースに突っかかる。
シロエは劇場版では神谷明氏が演じていたけど…。
今回は誰？

惑星ナスカで出会うシンとキース。
ふたりの成長のドラマも同時に進行して行く。
この全く違う環境で育ったふたりの構図が、まるで「銀河英雄伝説」のラインハルトとヤンの関係に似ている気がしますね（苦笑）。

キースの部下・マツカ。
劇場版では売り出し中の俳優・薬師丸ひろ子が演じていた。
…当時、違和感を感じたんですけど（苦笑）。

壮絶なる惑星ナスカ殲滅作戦！
シンは仲間の多くを失い、自らも失明！
耳も口も使えなくなってしまう。

後半の主役にして新世代の９人の子供たち。
そのリーダー・トォニィは劇場版ではシンの子供になってしまい、「ちょっとそれはないでしょ！」と当時は思いましたね（苦笑）。
今度のＴＶアニメではトォニィの活躍を待っていますよ（笑）。

アタラクシア侵攻作戦。
シンの出身星であるアタラクシアを占拠するミュウたち。

冥王星防衛線の戦い。
銀河英雄伝説っぽく言うなら冥王星宙域会戦（笑）。

３／７ ちょっと追記：まさかとは思いますが、今回のアニメでは海王星に直されたりするのでしょうか？
いや、その～太陽系の一番外側の惑星は去年から海王星になっちゃったし。
「あんな矮惑星ごとき、ミュウにくれてやれ！」なんてセリフが飛び出したりして（笑）。

地球政府のリーダー・キースはシンの友好の誘いを断固固辞する。


そして、

シンはリーダーとして、最前線で戦う！

前半の人間ドラマから一転、後半は宇宙規模の艦隊戦に移行。
ラストは地球・無血開城及びミュウ上陸、そして地球の崩壊劇と、予断を許さない展開です。
考えてみるに、「銀河英雄伝説」や「星界の紋章」などと同じ様に、巨大な世界感と人間ドラマを併せ持っており、そういった作品が好きな人は是非読んで欲しいと思います。
と、同時に４月スタートのアニメは要チェックですね！！

さて、昔ちょっとこんなのを描いた事がありました。
この２枚は昔自分が描いた模写です。
使った紙はルーズリーフの紙で、トーンではなく薄墨を使って彩色しています。
まあ、昔は雑誌の「漫画の描き方」とかでも「薄墨を使え」と言ってましたからね（苦笑）。

実は「地球へ…」だけでなく、６月にコレもＤＶＤ化されるみたいです。

「アンドロメダ・ストーリーズ」とか「ファラオの墓」とか「イズァローン伝説」とか、是非この機会にアニメ化して欲しいと思うのですが…ムシが良すぎるかな？（笑）
「ジルベスターの星から」とか「エデン２１８５」とか、いくらでも出てきますけど（苦笑）。

あと、気になる商品が６月に出るのですが…「竹宮恵子ＢＯＸ」ってのは、「地球へ…」と「アンドロメダストーリーズ」のカップリングなのかな？
同日発売みたいですし。
過去にアニメになった竹宮恵子作品といえば、「夏への扉」「風と木の詩」もありますが、ＤＶＤになる可能性はあるのでしょうか？
まあ、毛色はかなり違いますけどね（苦笑）。

ウィキペディア「地球へ…」
公式ＨＰ
作品紹介ＨＰ

地球へ・・・ 関連商品 アンドロメダ・ストーリーズ 〈ANIMEX 1200シリーズ〉(5) 交響組曲 地球(テラ)へ・・・ 銀河鉄道物語~忘れられた時の惑星~Vol.3 銀河鉄道物語~忘れられた時の惑星~Vol.2 時をかける少女 限定版

竹宮恵子傑作シリーズ 地球へ… [少年向け：コミックセット]
	竹宮恵子 朝日ソノラマ 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る