「地球へ…」 【掟破りの原作対比感想】 第１話 目覚めの日

ついに始まりました！
ＴＶアニメ版「地球へ…」第１回感想です！！
…ってその前に。

土曜日はやる事も多く、今まで感想関係の記事を作成した事がありませんでした。
さらにアニメの感想ともなると、記事を書いているサイトも多く、自分が特別何かを発表しても面白くもないかな、とも思うのです。

という事で考えたのですが…ＴＶアニメの感想としては異例かもしれないのですが、原作との対比に絞って記事を作ってみたいと思います。

題して、「掟破りの原作対比感想」！！
まずは第１話「目覚めの日」の感想を“それなりに”語りたいと思います。


まずは華麗なＯＰにワクワクしました。
が、考えてみると元々「妖奇士」の打ち切りで決まった放送ですから、ひょっとすると「妖奇士」の第３期のＯＰとして用意していたものを流用したとしても不思議ではない気もしましたね。
そう考えてみると、「妖奇士」でも合う様な気もするから不思議です（苦笑）。
ＯＰにはまだトォニィが出ていませんが、恐らく第２期のＯＰで登場するんでしょうね。
その際はブルーの出番を削って、マツカとかも出て来るのでしょう。

さて、本編はいきなりジョミーの夢からスタート。
そのまま、原作のブルーとフィシスの会話につながりました。

原作ではこの時点になってからジョミーが夢で見ている事が分かります。
作品のバランスとして、そういう演出がなされています。

最初にちょっとビビったのがマザーの顔です。
何気にＴＶ版は“濃い”感じがしました（苦笑）。
アニメではサッカーをしていましたが、その際に友人としてサムも登場しています。
が、原作ではキースが登場するまでサムは登場しません。
その際に、改めて「ジョミーという友人がいた」という話になるのです。

原作では学校で頻繁に検査を受けている為か、ケロッとしていました。
アニメ版ではあまりこういった検査はしていない設定の様です。
クラスメイトとのお別れの挨拶シーンがアニメではありましたが、それは完全にアニメのオリジナルです。
スウェナなんて、原作にはいませんしね（苦笑）。

アニメではジョミーの家に唐突にユニバーサルが乗り込んで来ましたが、原作では母親が密告する事で「ジョミーの異常」が発覚するのです。
この演出の違いはちょっと気になりますね。
アニメの方は「母親の愛情」を感じさせる展開だったのに対し、原作は市民の義務を愛情より優先させる「周りの視線を気にする母親」という印象にもなるからです。

ジョミーはシャワー室で倒れるのは原作もアニメも同じでしたが、この名セリフ「オレンジスカッシュ」はカットされてしまいました。
「マム」という言い方も竹宮流なのですが、結局普通に「ママ」になっていました。

倒れたジョミーの心に接触して来るソルジャー・ブルー。
この独特のシーンはさすがにアニメでは変えられてましたね。
まあ、それはそれでいいと思いますけど、こういった独特の表現が竹宮恵子作品には多く、その都度「原作と違う」とか思ってしまうかも知れません。

アニメとの一番の違いは父親でしたね。
アニメを見て「何か印象にないなあ」と思っていたら、何の事はなく、原作と全くの別人になっていました（苦笑）。

そして、成人の日を向かえファナティック・プレイランドへ行く訳ですが、アニメではドリーム・ランドとか言ってたかな？

有名なコースターのシーンもアニメでは完全に変えられていました。
ジェット機の様な乗り物に乗って、検査がスタートする事に…。

その一部始終をミュウの子供達が見ていたのですが、アニメでは完全にカットされてしまいました。
まあ、演出的に先に出す訳にはいかなかったんでしょうね。

このテラズ・ナンバー５もアニメでは完全に別物になっていました。
どちらかというと、この形は手塚治虫時代を感じさせるものでしたが、アニメではＣＧ顔の様なものを使った演出がなされていました。
ＣＳで最近「ＤＴエイトロン」を見ていますが、それに出ているのもあんな感じでしたね。

そして、兵士に取り囲まれて第１回は終了です。
コミックスにして６８ページを消化しました。
ソルジャー・ブルーの最期が１４５ページですから、あと７７ページで死ぬ事に…。
え？じゃあ、３話で死んじゃうの？（苦笑）
さすがにその辺りは修正して来るのかも知れませんね。

とりあえず、毎回こんな感じで感想を書けるのかどうか分かりませんが、出来るだけがんばりたいと思います（苦笑）。

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