悩める最凶魔女エヴァンジェリンの果てしなき戦い！「マジョリン」第１巻発売！！

月刊コミックゼロサムで連載している「マジョリン」の第１巻が発売されました。
このブログで言った事はなかったかも知れませんが、ここんとこずっとゼロサムは買っていて、この「マジョリン」がどうも気になっていたのです。
ジャンルは一言で言うなら魔女っ子もの。
しかし、ただの魔女っ子ものではありません。
これは魔女・麻丘倫子（本名エヴァンジェリン・レイヴンズクロフト）が魔法協会の結婚コーディネーターが送り込んでくる婚約者候補を全滅させる物語なのである！

ラブリーなものが苦手でむしろ武闘派と言える倫子が戦う理由とは！？
と言う事で、「マジョリン」第１巻を少し紹介しようと思います。

作者サイト：月蝶石

父は魔法使い。
母は魔女。
麻丘倫子は最近その数が少なくなっている名門の純血の子女である。
小さい頃から兄弟の様に育った隣の家の晃一とは仲が良く趣味も合う。
しかし、女子高生になった彼女は晃一との結婚を要求したのである！

激震の魔法協会！
数少ない純血の彼女を、ましてや名門レイヴンズクロフトの魔女を人間と結婚させるなど言語道断！！
かくして婚約者を選出して彼女のところに送り込むのだが…。
何と、魔法対決で婚約者を病院送りにしてしまったのだ！

この事態に魔法協会から結婚コーディネーターのルイ・セリュジエが送られて来る。
すでに魔法協会では彼女は武闘派として認識されており、結婚を前提とした決闘状が送られていると言うのです。
「勝てば名門の血を自らの一族に加える事が出来る。」
勝手にそんな話になっているのだが、このまま放置すれば倫子のところに直接現れ、街や周りの人間にも迷惑がかかってしまう事になると言うのです。

そこでルイは妥協点として月に１回のお見合いをする様に言って来ました。
魔法協会を納得させるには、結婚希望者を全滅させるか悪名を広めて希望者がなくなる様にするしかないと言うのです！

無論、ルイの思惑は別にあります。
晃一よりもいい男が現れれば、彼女の気持ちも変わると考えたのです。
しかし、倫子にはそんなものは関係ありません。
全員ぶちのめす！！
そもそも彼女は“魔法使い”などと言う「痛い」連中と付き合うのは真っ平ご免なのだ！！

かくして第一の刺客ならぬ結婚希望者エヴェリーナ・パチェッティさんが登場！
彼は中性的でスレンダーな方が好みだとかで、倫子が理想的だと言うのです！！
ちなみにルイが言うには魔女倫子の血が目当てでない唯一の方だとか。
ガックリな倫子でしたが、ここで負ける訳にも行かないのです！

魔法協会には掟がある。
１９９０年代に設立された「魔女っ子法」がそれで、迫害された歴史に終止符を打つべく９０年代から始まった魔法少女アニメに強く影響された法なのだ！！

魔女っ子法第一条
魔女っ子は成人に至るまで両親が定めたラブリーな衣装を正装とする

魔女っ子法第二条
魔女っ子はラブリーな演出により正装に変身しなければならない

魔女っ子法第三条
魔女っ子の杖はラブリーステッキとする

魔女っ子法第四条
魔女っ子の呪文はラブリースペルとする

かくして意に沿わぬ試練を超えて変身する倫子！
その姿を“アメフト選手みたいに逞しくてワイルド”と言われてさらにブチ切れるのだ！！

「聞けラブリーなレクイエム」
「燃えつきろ体諸共魂までも」
「ベルベルリンリン」
ラブリーな言葉とは逆にエヴェリーナさんは雲の彼方に飛ばされてしまうのでした（笑）。

「自分の結婚相手は自分で選ぶ！！！」
そう言う倫子だが、ルイは「また来月」とアッサリ引き返すのです。

倫子にとって晃一とは？
彼女はあくまでも晃一との結婚を熱望する。
彼は倫子にとってオアシスであり、普通である事がすごく安心すると言うのです。

この晃一が何だか軽いと言うか、いい味出しているんですよね。
学校で唯一彼女が魔女である事を知っている晃一。
最終的に倫子は彼と無事結婚する事が出来るのか！？
それにはまず魔法協会の刺客（婚約者候補）を全員ぶちのめすしかありません。

さて、魔女っ子には魔女っ子の法がある訳ですが、魔女っ子を卒業した場合“魔ジェンヌ”と呼ばれる事になるそうです。
名前はパリジェンヌ・タカラジェンヌのノリなのですが、この魔ジェンヌにも法律があると言うのです。

魔ジェンヌ法第一条
魔ジェンヌの正式な衣装は体の７０％を露出させること

倫子が見た成人舞踏会。
それはめくるめく妖艶なる美の世界。
しかし、スレンダーな倫子にとってそれは決して望ましい世界ではない様です。

１巻のラストでは魔女っ子用最高級衣装をゲットする倫子！
彼女の戦いはまだ始まったばかりだ！！

ちなみに本人はラブリーな名前であるエヴァンジェリンと呼ばれるのを嫌っている様子。
記事タイトルにこの名前を出したのは喰いつくネギまファンがいるかな？というあざとい作戦に他ありません（笑）。

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