島本和彦先生の「炎の筆魂 1巻」の巻末を見ると氏の全作品リストが掲載されているのですが、それを見ると何がコミックス未収録なのか分かる様になっています。
そして、それを見ながら「ああ、これも未収録だったな」と思ったのが今回取り上げる「サンデー19Show」です。88年新年号から始まった
「電話」をテーマにしたサンデー作家の6Pの競作シリーズで、当時のサンデー若手作家が次々と登場しました。
結局、16人目の克・亜樹先生で最終回になったのですが、このシリーズのほとんどの作品がコミックス未収録になっていますので、当時を知らない人はまず見た事ないんじゃないかと思います。
そこで今回から4人づつ合計4回に分けて「サンデー19Show」を紹介したいと思います。第1回 『言い訳コールは悪びれず…』 作/みず谷なおき(週刊少年サンデー88年1号掲載)
記念すべき第1回は今は亡きみず谷なおき先生です。
生きていれば、今でもサンデーで描かれていたかも知れません。

街中でケンカする男女。
鋭人がデートに遅刻したからなのだが、遅れた理由は別の女性とテニスをしていたからだった。
公衆電話にテレカを入れて彼女の家に電話する鋭人だったが、留守番電話だったので必死に理由を言いまくりテンパってしまう。
だが、彼女は留守番電話のフリをしていただけで、ずっと聞いていたのだった。
という事で、連載1回目では
「ひとり留守番電話」の仕方をレクチャーしていました。
要するに、発信音に似た音を出すものなどを用意して騙した訳です。
第2回 『奥崎健三、貧者の一報』 作/安永航一郎
(週刊少年サンデー88年2・3合併号掲載)
とにかくコミックス未収録作品の多い安永作品が第2回でした。
当時はサンデーの未来を託されていたような気が…(苦笑)。
87年12月吉日。
貧乏な奥崎君は彼女を呼び出しお金をせびろうとする。
しかし断られ、友人達にも無視され、いよいよ餓死するかと思いきや道端で100円を拾う。
公衆電話で実家に連絡すれば助かると思いきや、電話に出たのがボケていたおばあちゃんの為、結局話が通じないのだった。
88年正月。
やっぱり奥崎君は貧乏だった。
第3回 『純情少年山田甲八の場合』 作/鈴宮和由
(週刊少年サンデー88年4・5合併号掲載)
80年代のサンデーの顔のひとり鈴宮先生です。そういえばしばらく見てないなあ(苦笑)。
片思いの彼女に年賀状を書く山田君。
失敗に失敗を重ね、やっと完成した年賀状は突風に飛ばされて飛んで行ってしまうのだった。
意を決して彼女に電話する山田君でした。
第4回 『さまよえる赤い蝶』 作/青山剛昌
(週刊少年サンデー88年6号掲載)
すでに人気のあった青山先生ですが、まだこの頃は「コナン」は始まっていませんね。
尚、
この作品はアニメにもなっているので知っている人も多いかと思います。
探偵に謎のメッセージを送る謎の女。
謎を解き、現場にたどり着くと待っていたのは
「彼女」でした。
将来の「コナン」を思わせるものがありますね。こんな感じで残りの12作も紹介したいと思います。
第5回 尾瀬あきらの回につづく!!ウィキペディア:みず谷なおき/安永航一郎/鈴宮和由/青山剛昌